ごあいさつ

医学部卒後21年目となる令和5年の秋、ご縁あって吉島の地に開業させていただくことになりました、脳神経外科医の高安と申します。

当クリニックの予定地は、当時住んでいた西区から母校である修道中学・高校への通学路にあり、この地に開業させていただけるご縁を感じて嬉しく思います。

医学部卒後20年間は広島大学脳神経外科ならびにその関連施設で、脳卒中や脳腫瘍の治療・手術などに携わってきました。脳は全身の動きや機能のコントロールをしています。それだけでなく、何かを考えることや喜怒哀楽の感情など、人間的な活動にも関わる重要な臓器です。

この大切な脳に関わる医師として、分かりやすい説明と丁寧な診療を心がけてまいりました。これからも、脳のことならまずは何でも気軽に相談できるようなクリニックを目指してまいります。頭痛や認知症などのお悩みの解決にも力添えいたします。

これまでの経験と知識を生かしつつ、できる限り総合的な医療を行い、地域の皆様の健康増進のお手伝いができるよう精進いたします。どうぞよろしくお願い致します。

私は2015年よりこの吉島で「おひさま歯科・小児歯科」を開業致しました。

それから歯科医療を行い、訪問歯科診療に従事していく中で、地域の方から「吉島には脳神経外科がない」という話をよく耳にするようになりました。

超高齢社会に突入した日本では、認知症や脳梗塞・頭痛等の疾患を専門的に対応していく重要性が増してきています。

訪問歯科診療を行う際に、私は脳神経外科をはじめとする様々な医科の先生方との連携によって、医療が奏功する例を目にしてきました。そして、単一の科目だけでは対応できず、外来・在宅や様々な機関とが連携する「地域包括ケアシステム」の概念が必要であることを、ケアマネージャーの立場からも理解するようになりました。

私たちは、健康になりたいすべての方に、疾患だけではなく、一人の人間に対して医療を提供するために、今まで培ってきたチーム医療の力を活かし、歯科のみならず医科や在宅医療にも広げたチームを立ち上げていきます。

多職種チーム医療によって、患者様の笑顔あふれる健康な人生に寄り添い続けること。

何でも話せる、心が安らぐ、通院だけでなく、在宅になっても安心。明るさと親しみやすいコミュニケーションで、歯や身体の健康だけではなく、心の元気まで届けていく。

そんな地域医療を提供していきたいと考えています。