あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します
昨年12月14日(木)、当院にて、吉島地域の医科・歯科クリニックの先生方にお集まりいただき、医療法人和平会折口病院の高橋浩一先生主導のもと、災害発生時における地域の医療やケアの維持・継続のための医療機関連携について勉強会を開催し、地域BCP「吉島モデル」策定について検討しました。
BCPとは、事業継続計画(Business Continuity Plan)の略称であり、災害等の緊急事態が発生した際に、事業の継続や迅速な復旧を行うために必要な方針や体制、手順などを定めたものです。現在、多くの企業や団体がリスク管理の一環として、BCPを策定しています。
この取り組みは、厚生労働省による「在宅医療の災害時における医療提供体制強化支援事業」に基づき、2023年度は全国26のモデル地域の1つとして吉島地区が選定されたことによるものです。
現在、地域の医療機関同士の連携による連携型BCP、地域全体の医療・ケア提供の継続と早期復旧を目的とする地域BCPからなる、地域BCP「吉島モデル」を策定するために本年度全6回の勉強会を計画し、今回が5回目の開催となりました。
能登地震は現在も大変な思いをされている方が多くいらっしゃり、胸が締め付けられる思いです。
広島でも同様の事が起こると想定し、様々な準備をしていくことが重要であると強く感じました。
次回は避難所での、誤嚥性肺炎予防や感染予防のための口腔ケアの重要性についてお伝えしていきたいと思います。
連携BCP・地域BCPモデル事業について
「厚生労働省 在宅医療の事業継続計画(BCP)策定に係る研究」